【本当にあった怖い話】深夜1時に鳴ったインターホン。その正体とは……

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こんにちは、クリエイティブチームのかずおです。

ちょっと時期はずれですが恐怖体験って皆さん経験ありますでしょうか?

私の場合は昨年の夏……

いつもと同じように帰宅した私は、食事を終え風呂にも入り、そろそろ寝ようかと思っていたところでした。

家には私と妻の二人だけ。

時計を見ると日付が変わった深夜の1時頃でした。

「ピンポーーーン」

テレビやスマホの音ではありません。

鳴ったのはうちのインターホン。

あらためて時計を見るとやはり深夜の1時過ぎ。

思わず妻と顔を見合わせました。

こんな時間に誰かが来るはずもないし、こんな時間に荷物が届くはずもない。

さすがに何か誤作動的なやつかなと思い、恐る恐るモニターを見てみると……



そこには年配の男性が映っているではありませんか

しかも驚いたのは、我が家のマンションはオートロックなので、普通来客時にはエントランスから呼び出されるのですが、その年配の男性が押したのは玄関前のインターホンだということ。

つまり玄関ドア1枚隔てた先に見知らぬ年配の男性が立っているという状況。

さらにその男性、モニターからは肌着姿のように見えます。

痴漢系の不審者の線も頭をよぎり、妻もいるのでこのままやり過ごそうか、あるいは警察を呼ぼうか……と思ったんですが

このあたりで私の中でピンとくるものがあったので、思い切ってドアを開けると

そこには



誰もいない!

今度は霊的なものかと思い本気でゾッとしたんですが、

通路を見るとその年配の男性が、やはり肌着姿で困ったようにあたりをキョロキョロしていました。

「こんばんは、どうかされましたか?」

「いやぁ、ワシの部屋がな……」

と歯切れの悪い回答。

そう、この感じはよく知っている感じ……

「お部屋わからなくなっちゃったんですね」

と言いながら、そういえば確かお隣に年配夫婦が住んでいたはず……と思い出し

「お名前教えていただけますか?」

「いやぁ、田中(仮名)いうんですけど」

慌ててお隣さんの表札を見ると確かに「田中(仮)」とありました

インターホンを鳴らしてみると、年配の女性が出てきたのでやはりと思い

「こちらご主人ではありませんか?」

と聞くと

「あらー、どうもすみません」

「どうしてやろう、出ないように言ってたのに……ありがとうございました。」

とお礼を言いながら部屋に戻っていかれました。

結局のところ、我が家の隣に住んでいる(会ったことありませんでした)認知症の症状が出ているご主人が、深夜に自宅を出てしまい、自宅がどこかわからなくなったので我が家のインターホンを鳴らしてしまったということでした。

人一倍、人情の薄い私のことなので、介護の仕事に携わっていなかったら……つまりあかねで働いていなかったら、認知症という可能性に気づかず、ドアを開けずに放置していたかもしれません。

もしそうなれば、お隣さんは長時間彷徨っていたかもしれませんし、場合によっては階段を踏み外して怪我をしていたかもしれません。

小さな事かもしれませんが、仕事が自分の生活、そして人のためになってよかったな~という、そんな話でした。

ちなみに深夜にインターホンがなるパターンとして

・単なる間違い
・酔っぱらい
・警察
・虫

といった笑い話で済むようなものの他に、本当に不審者だったり、ストーカーや強盗目的だったりする可能性もあるので皆さんお気をつけください。

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