私を形作る言葉について

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みなさんこんにちは、ロッキーです!

今回で戦略室ブログも3回目となりますが、

今日は改めて私自身の話をさせていただこうと思います。

というのも、入社して2ヶ月が経ち、多くの人と接点を持つ中で、

「今まで何をしてきて、今何を考えているのか」

といったことをきかれる機会が多くなってきたからです。

私はまあ特に変な人間ではないのですが、

そもそも私がどんな人間なのかを知っていただくために、

私が影響を受けた2つの言葉を紹介いたします。

私は前職では求人広告のコピーライターを務めていましたが、

言葉を深く学んだのは大学時代です。

神戸にある外大で米文学を専攻していた私は、

英詩をテーマに卒業論文を書きました。

いろいろな時代の詩人の詩を読んでいく中で、

最も興味を持ったのはロバート・フロストというアメリカの詩人です。

若かりし頃のフロスト

フロストは日本ではそれほど知られていませんが、

ジョン・F・ケネディ大統領の就任式で詩を読み上げた人物です。

大統領就任式に詩人が参加したのは後にも先にもフロストのみなので、

生前より多くの人に認知され、愛された詩人といえるでしょう。

ジョン・F・ケネディとフロスト

そしてフロストが発表したものの中に、

The Road Not Taken

Nothing Gold Can Stay

という2つの詩があります。

それぞれを和訳すると

「選ばれなかった道」

「黄金でさえとどまることはできない」

となります。

The Road Not Taken

この詩はある旅人が山道で分かれ道に差し掛かり、

一方を選んだ後に自分が選ばなかった道にはどんな景色があったのかと、

思いを巡らせる内容になっています。

一般的にこの詩は主人公である旅人の思考を通じて、

「過去の選択を振り返る」という人生において多くの人が経験する場面を

比喩的に描写したと考えられています。

「選ばれなかった道」という表現を一見するとネガティブなものに見えますが、

私はこの詩を読み、自分の選択を信じることの難しさと

今歩く道の上でしっかりと前を向いて生きることの大切さを知りました。

▼全文はこちら

Two roads diverged in a yellow wood

Nothing Gold Can Stay

この詩の意味を考えるとき、

“Gold”には2つの解釈が存在します。

1つは物としての黄金。

もう1つは時間としての概念、黄金時代(最も良い時間)です。

私としてはどちらかというと前者の解釈が好きです。

黄金であってもとどまることはできない。

つまりは輝くためのメンテナンス(努力)を怠れば、

黄金でさえその輝きを失ってしまうというイメージです。

そしてこれは黄金に限りません。

人間であっても、向上心をなくし、成長する意欲を失えば、

魅力的な人間でいられないとこの言葉は伝えているのだと思います。

▼全文はこちら

Nature's first green is gold

ちなみに時間として黄金時代の場合は、

Carpe DiemあるいはSeize the Day的な考えに

通じる解釈になります。

少し長くなってきたので、こちらの意味については

この記事に反響があったら改めて触れることにします。

というわけで、今日は私を形作る言葉について、

紹介させていただきました。

このブログを通じて私の思考のルーツとなる部分を

少しでも知っていただけたなら、幸いです。

The Road Not Taken

Nothing Gold Can Stay

など、私は実に多くの言葉から

人生の様々な場面で力をもらってきました。

そしていつも自分の言葉で周囲にプラスのエネルギーを

発信できるような人間になりたいと思っています。

これからは法人の人事兼広報として自分の言動に責任を持ち、

より注意深く言葉を使っていかなくてはならないと考えています。

一方で入社2ヶ月の間にまだまだ今の自分では至らない点が

多くあることを痛感しています。

そのことをしっかりと認識し、改めて向上心を持って取り組んでいきますので

どうぞよろしくお願い致します。

余談ですが英詩を読んでみたいとか、

元気が出る名言を知りたいとか、

そんなことを思った際にはぜひ気軽にお知らせください。

ジャンル別ご案内します。

それではでは。

往年のフロスト

 

ヴィラ杢園

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