君はODADESSを知っているか

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採用情報|社会福祉法人あかね

こんにちは、クリエイティブチームのかずおです。

あなたはかつて、我々が世に送り出した渾身のエンターテイメントコンテンツ「ODADESS(オダデス)」をご存知だろうか。

早い話がエイプリルフールに合わせて架空の介護ロボットをでっち上げたネタコンテンツなわけですが、最近になってこのODADESS動画の再生数がググッと伸びていることに気がつきました。

アナリティクスを見るとなぜかインドからのアクセスが多くなっていたのです。

ODADESS, The Next Generation

どうやらインドではこのところロボット市場が急拡大しているとのこと。

なるほど、ロボット市場が拡大・発展したインドで我々のODADESSがどのような目で見られるのか、ひいては我々のセンスが世界(インド)に通じるのか否か、試されるべき時がやってきたのかと思っていたら、程なくしてこの動画にポンポンと2件のコメントが投稿されました。

「Fake(ニセモノやろがい※意訳)」

「He is not a robot he is a man in white clothes(こいつロボットちゃうやろ。白い服着た、ただの人間やんけ※意訳)」

確かにODADESSは当時話題になったロボットの動画を丸パクリしたネタなので、そういう意味でニセモノであることは間違いありませんし、白い服を着たただの人間というのも実に真理を突いています。

あまりにもど直球に“ネタにマジレス”されて世界とかインドとかどうでも良くなった私の見解としては

「そらそうよ」

以外にありませんでした。

ところでODADESSの元ネタとなったのは、言わずとしれた Boston Dynamics 社の Atlas。

Atlas, The Next Generation

不安定な足場をフラつきながらも2足歩行で歩いたり、人間に小突かれて転んでも健気に起き上がったりする当時の映像は、絶妙な滑稽さと共に「まだまだ人間が支えてあげないといけないんだな」という未熟さを兼ね備えていました。

しかしあれから5年が経ち、人が幼児から少年へと成長を遂げるように、Atlas も見事に成長を遂げていたのです。

Atlas | Partners in Parkour

進化した Atlas は、軽快に走り出したかと思うと、見事なジャンプを披露。

斜めに傾いた足場を利用してぐるりとUターンし

再び段差を駆け上ると

今度は狭い足場をピョンピョンとジャンプ移動

さらにもう一台の Atlas も加わり

最後には2台同時にバク宙を連続披露してポーズ。

そこにはあの頃の未熟さは微塵も残っておらず

かわりに我々にひとつの挑戦を突きつけたのです。

「ODADESSに真似できるのか」と。

つづく(かも)

 

ヴィラ杢園

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