週末ブログ☆97弾 お巡りさんの誘導編
戦略室
2018/6/14 週末のブログ
もっとのびのび
先週のワールドカップ
アジア最終予選
日本代表-オーストラリア戦は
1-1の同点で終了。
めでたく日本は
ワールドカップ出場
となりましたね。
後半終了間際の
本田選手のPKが決まった
劇的な勝利は
見ていた人は大いに
沸きかえったことだと思います。
(見ていた私も、ゴールが決まった時
思わず叫びました)
で、この後。。
東京・渋谷の
スクランブル交差点は
勝利の雄たけびと共に
ハイタッチをする若者で
あふれかえった前回の教訓から
今回は多くの警察官が
バリケードを作り
厳重な警戒規制。
ニュースで見て「大変だなー」と
思っていましたが
ひとりの警察官が
スピーカーを使って誘導。
『目の前にいる怖い顔の警察官も
日本代表のW杯進出を
喜んでおります。
みなさんはチームメイトです。
お巡りさんもこんな良き日に
怒りたくはありません。
ゆっくりと駅に進んでください。』
***
『私も心の中では
喜んでおります。
みなさんどうかお巡りさんの
言う事を聞いてください。』
***
『日本代表のユニホームを
着ている皆さんは
12番目の選手です。
日本代表はルールとマナーを
守ることで知られています。
チームワークをお願いします。
駅の方向へ進んで下さい。』
***
といったことを
大勢の若者に語りかけるように
伝えていました。
これは「共感」の言葉が
ふんだんに含まれていて
相手の心に響く誘導でした。
「私もあなたと同じように喜びを感じている」
「あなた自身や、ここにいる仲間が
安全であるように願っている」
「そのために、ここで安全を
確認させてもらっている」 と
『私』を主語にした
言い方
「I メッセージ」を使って
このお巡りさんは無意識に
皆の心に響くメッセージに
しているのです。
「私も~こう感じている」という言葉を
多く発することで
“楽しみを邪魔しにきた”
とか
“暴動者を捕まえにきた”
という印象を与えず
あの喧噪のなかで
「職務で来ているけど思いは同じ」
そんな皆と同じ目線で伝え
沈めたことに
清々しさすら感じました。
大騒ぎの群集に
頭ごなしに言ったところで
決して聞く耳はもってくれないでしょうし
かえって火をつけてしまうことも
考えられます。
“高圧的に制するよりも
聞き手にとって
受け入れやすい話し方”
相手の言うことに耳を傾け
自分を律する余裕を与える
テクニックが
暴徒化する人や、けが人を出さずに
すんだのかもしれませんね。
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弊社スタッフの社員教育の一環である
コーチングでいうところの
『共感』のスキル
とでもいうのでしょうか。
警察官のあの語り口が
最初から考えられていて
誘導したのか
そのお巡りさんの「いちスキル」
なのかはわかりませんが
伝え方の大切さを
改めて考え直します。
サッカー日本代表、次は
コンフェデレーションズカップ2013!の