週末ブログ☆97弾 お巡りさんの誘導編

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ヴィラ杢園
もっとのびのび
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何でもアリの【戦略室】当番制の
週末ブログ
 
<今日の担当>
ぞの
————————–
 
先週のワールドカップ
アジア最終予選
 
日本代表-オーストラリア戦は
1-1の同点で終了。
 
めでたく日本は
ワールドカップ出場
となりましたね。
 
後半終了間際の
 
本田選手のPKが決まった
劇的な勝利は
 
見ていた人は大いに
沸きかえったことだと思います。
 
(見ていた私も、ゴールが決まった時
思わず叫びました)
 
 
で、この後。。
 
 
東京・渋谷の
スクランブル交差点は
 
勝利の雄たけびと共に
 
ハイタッチをする若者で
あふれかえった前回の教訓から
 
今回は多くの警察官が
バリケードを作り
 
厳重な警戒規制。
 
 
ニュースで見て「大変だなー」と
思っていましたが
 
ひとりの警察官が
スピーカーを使って誘導。
 

 
『目の前にいる怖い顔の警察官も
日本代表のW杯進出を
喜んでおります。 
みなさんはチームメイトです。
お巡りさんもこんな良き日に
怒りたくはありません。 
ゆっくりと駅に進んでください。』 
 
***
 
私も心の中では
喜んでおります。
 
みなさんどうかお巡りさんの
言う事を聞いてください。
 
***
 
日本代表のユニホームを
着ている皆さんは
12番目の選手です。 
 
日本代表はルールとマナーを
守ることで知られています。 
チームワークをお願いします。
駅の方向へ進んで下さい。
 
***
 
といったことを
 
大勢の若者に語りかけるように
伝えていました。
 
これは「共感」の言葉が
ふんだんに含まれていて
 
相手の心に響く誘導でした。
 
 
「私もあなたと同じように喜びを感じている」
 
「あなた自身や、ここにいる仲間が
安全であるように願っている」
 
「そのために、ここで安全を
確認させてもらっている」 と
 
『私』を主語にした
言い方
 
「I メッセージ」を使って
 
このお巡りさんは無意識に
 
皆の心に響くメッセージに
しているのです。
 
 
 「私も~こう感じている」という言葉を
多く発することで
 
“楽しみを邪魔しにきた”
 
とか
 
暴動者を捕まえにきた
 
という印象を与えず
 
あの喧噪のなかで
「職務で来ているけど思いは同じ」
 
そんな皆と同じ目線で伝え
沈めたことに
 
清々しさすら感じました。
 
大騒ぎの群集に
頭ごなしに言ったところで
 
決して聞く耳はもってくれないでしょうし
 
かえって火をつけてしまうことも
考えられます。
 
“高圧的に制するよりも
聞き手にとって
受け入れやすい話し方”
相手の言うことに耳を傾け
 
自分を律する余裕を与える
テクニックが
 
暴徒化する人や、けが人を出さずに
すんだのかもしれませんね。
 
 
弊社スタッフの社員教育の一環である
「あかねSEE」研修であったような
 
コーチングでいうところの
『共感』のスキル
とでもいうのでしょうか。
 
 
警察官のあの語り口が
 
最初から考えられていて
誘導したのか
 
そのお巡りさんの「いちスキル」
なのかはわかりませんが
 
私も「あかねSEE」研修で学んだ
伝え方の大切さ
 
改めて考え直します。
 
 
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