2022/12/31
【2022年締めくくり】正月用の真鯛を釣りに行ってみた
皆様こんにちは、ミスターです。 歳を重ねるごとに1年が過ぎるのが早くなる気がします 特に今年は大規模なシステムの入替などがあり、バタバタ...
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皆様こんにちは。
システム担当のまるです。
先月、嫁と子供が実家に遊びに行ったので、久しぶりに一日フルに休める日がありました。そこで、朝からAmazonプライムビデオで劇場版「エヴァ」の「序」、「破」、「Q」を観て、夜に映画館のレイトショーで「シン・エヴァ」を観る計画を立て、実行しました。
さすがに少々しんどかったのですが、「ついに終わってしまったんだな・・・」と、何とも言えない充足感と寂しさを感じました。TV版を見始めたのは20代前半だったと思いますが、私もいつしか不惑を過ぎ「大人」になっていて、当時と比べて自分自身や周りの環境に様々な変化があったことを思い起こしました。
感想はさておき、その流れで次の日に放送された「プロフェッショナル 庵野秀明スペシャル」も観ました。アニメ制作の現場の様子や、庵野監督の仕事に対する姿勢などが紹介されていてとても面白かったのですが、あれだけ何度も作り直しを繰り返すと現場は大変だろうな、と思いました。
しかし、ふと考えてみると、私も「あかネット」開発で「やっぱりあの機能はああしましょう」や、「あの設計はやり直しさせてください」など、ミスターに何度もお願いしていることを思い出し、大変申し訳なく思いました。(より良いシステムにするためには必要なことですが、いつもすいません・・・)
番組を観てやる気が持続しているうちに、「あかネット」の開発を少しでも進めたいと思います。
さて本題ですが、経済産業省と東京証券取引所は、”デジタル時代を先導する企業”として、「株式会社小松製作所」と「トラスコ中山株式会社」を「DXグランプリ2020」に選定しました。
そこで、今回と次回のブログで、この2社のDX事例をご紹介したいと思います。
おさらいですが、「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、意味は
「デジタル技術による業務やビジネスの変革」
となります。
以前書いたブログでもう少し詳しく説明していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
今年で創立100周年を迎える「小松製作所」は、建設機械、鉱山機械メーカーであり、世界第2位のシェアを誇ります。世界に6万人以上の社員を抱える巨大企業です。
スローガンとして「ダントツバリュー」を掲げ、
・製品の高度化→「ダントツ商品」
・稼働の高度化→「ダントツサービス」
・施工の高度化→「ダントツソリューション」
を実現することで、
「ESG課題(環境・社会・企業統治に関する課題)の解決と収益向上」
を目指しています。
2019年4月に策定した中期経営計画においてDXのロードマップを示し、
「モノ(建設機械の自動化・高度化)とコト(施工オペレーションの最適化)」
の2つの軸でデジタルトランスフォーメーションを起こし、
「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」
を実現することを目標としています。
この目標を実現するための、建設現場向けソリューションが「スマートコンストラクション」です。
「スマートコンストラクション」とは、
建設生産プロセス全体のあらゆる「モノ」のデータを、ICTで有機的につなぐことで測量から検査まで現場すべてを「見える化」するソリューション
です。
具体的には、
〇調査・測量→ドローンによる3D測量
〇設計→3D設計
〇施工計画→3D施工計画・シミュレーション
〇施工・施工管理→ICT建機とアプリで3D施工・施工管理
〇検査→ドローンによる3D出来形検査
など各プロセスごとのデジタル化です。(「縦のデジタル化」)
現在はさらに一歩進んで、各プロセスごとにデジタル化されたデータを一つにつなぎ、施工プロセス全体を最適化することで(「横のデジタル化」)、工程の中のどこで作業が滞留し、どう改善すれば最適なオペレーションができるかが分かるようになっています。(「DXスマートコンストラクション」)
出典 株式会社小松製作所 中期経営計画資料より
DXスマートコンストラクションにより施工現場の規模にもよりますが、工期やリードタイムが30%短くなることが実証されているそうです。
以上、「小松製作所」のDX事例でした。
次回は同じくグランプリを受賞した「トラスコ中山」の事例をご紹介したいと思います。