2021/1/6
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皆様こんにちは。
システム担当のまるです。
先日、新業務システム「あかネット」の説明会のため、入職時研修以来、約2年ぶりに銀の櫂に行ってきました。
アマルネス・ガーデン、天河草子、ロータス・ガーデンに続き、銀の櫂でも「あかネット」が導入されたことで、法人内の全特養で「あかネット」の運用が開始されることになりました。現場の皆さんの声を反映させて、より使いやすく、より便利なシステムに成長させていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
銀の櫂では、法人理念である「この業界に夢があることを証明する」ため、「夢プロジェクト」という取り組みを行っています。
そこで今回は、銀の櫂特養についてご紹介したいと思います。
特養職員で、夢プロジェクトメンバーのIさんにインタビューしました。
ー夢プロジェクトの内容について教えてください
【Iさん】夢プロジェクトの目標は、「やりたい事がやりたい時にできる施設」です。
銀の櫂を「第二の家」として、ご自宅で楽しんでいた趣味などを継続できるようにして差し上げたいと考えています。
四季の移ろいを感じて頂くための散歩や、習字、華道、工作などのクラブ活動、ハロウィーンなどの季節イベントや、入居者様と職員での長寿祝い、誕生日会などを実施しています。
ーどんな時に仕事のやりがいを感じますか?
【Iさん】入居者様がその人らしく最後を迎えられるように、「施設にいるから出来ない」をなくしたいと考えています。そのお手伝いが少しでも出来た時は嬉しいです。レクやイベントで入居者様が笑ってくれた時も嬉しいですね。
ー仕事で大変なことはありますか?
【Iさん】入居者様のためにして差し上げたいことがある時に、人手が足りず出来ない時などはもどかしく感じることがあります。子育て中なので、仕事との両立が大変な時もありますが、女性が出産後に仕事に復帰しても働けることを示していければと考えています。
忙しい中でも、銀の櫂はパートさんがパワフルで協力的なのでとてもありがたく感じています。
銀の櫂は2000年にオープンした施設で、特養の他にもショートステイ、デイサービス、ケアプランセンターなどの介護サービスを提供しています。瀬戸内海に面しており、居室や食堂から雄大な播磨灘を一望することが出来ます。
様々な介護サービスを提供していますが、その一つが「特別養護老人ホーム(特養)」です。(現在では「介護老人福祉施設」とも呼びます)
特養は常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設です。介護職、ケアマネージャー、生活相談員、看護師、管理栄養士、機能訓練指導員など、様々な職種の職員が連携して入居者様の生活を支援しています。
銀の櫂では入居者様から聞き取りを行い、様々なクラブ活動を実施しています。
工作部の作品を姫路市作品展に出品したり、書道クラブの作品を高校の文化祭にも出品しています。また、花屋さんの先生からフラワーアレンジメントを学び、生け花を楽しんでいただいたりしています。
以下は入居者様の作品です。
今後も料理クラブ、カラオケ・演奏クラブなど、新しいクラブ活動を開始していく予定です。
また、プロジェクトの一環として、朝食時にモーニングの実施を予定しています。
これは、現在の「施設での生活」を、昔の様な「自宅での生活」、私達と同じ様な「日常」に近づいたものにしたい、という願いから来ています。
食パンを焼きたい方はトースターで焼いていただき、パンに塗るジャムや、飲み物もお好きな物を選んでいただけるようにして、最終的には週2~3回各フロアで希望者が参加できるようにしたいと考えています。
銀の櫂では毎週、法人の行動指針に関するエピソードを、前回の担当者から指名された職員が紹介することになっています。その一つをご紹介したいと思います。
次の日実習に施設に行くと私が帰った後すぐに救急搬送されて亡くなった。との報告受けました。その報告を受けた時、あの時何でお話し切り上げたのだろう。このケアもあのケアもさせてもらいたかった。とすごく後悔とショックがありました。未だにそのことを思い出すと胸が痛くなるぐらい衝撃な事でした。
そこから、1秒後があるのが奇跡。もし明日が無くても後悔しないように最大の事をしなければならない事を学びました。
もちろん、目の前の人に対して、できるアプローチは人によって違います。でも、その人に対して何をすれば喜ぶのか。助かるのか。と自分なりに考えて、それを実行すればその人にとって最上のケアではないのかなと思います。
今後も目の前の人の最上のケアを目指して頑張りたいと思います!
以上、銀の櫂特養のご紹介でした。
特養はデイなどの在宅サービスと違って24時間体制で運営しています。
朝・昼・晩の食事介助や排泄介助、入浴介助、健康管理、緊急時対応、生活支援、リハビリ、カンファレンス、家族様対応など様々な業務で多忙の中、クラブ活動やレクリエーションを行う時間を作ることは簡単ではないと思います。
介護という答えのない仕事で、その人らしい最後を迎えられるために何ができるかを試行錯誤することは、果ての無い海を彷徨うようなものかもしれません。
それでも、「プロフェッショナルとしての誇りと真心」という銀色の櫂を持って、精一杯その海に漕ぎ出しています。
お忙しい中、取材に協力して頂いた銀の櫂の皆さん、本当にありがとうございました!