人間性を磨き、最上を目指す ~新理念の行動指針エピソード集~【後編】

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採用情報|社会福祉法人あかね

皆様こんにちは。
システム担当のまるです。

早いもので、今年のブログ当番はこれが最後になります。
ワクチンの開発など、少しずつ明るい話題も出てきています。来年は、感染症による自粛から解放されて、以前の生活に戻れるようになることを願うばかりです。

新理念の行動指針に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介するシリーズも、今回が最終回となります。

↓前回までのブログはこちら

皆様こんにちは。 システム担当のまるです。 あかねの法人理念が、 「この業界に夢があることを証明する」 に変わったことは大佐のブ...
皆様こんにちは。 システム担当のまるです。 前回から新理念の行動指針に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介しています。 ↓前回の...
皆様こんにちは。 システム担当のまるです。(今回の当番2回目) 新理念の行動指針に関する職員の皆さんのエピソードをご紹介するシリーズ...

後編となる今回は、「最上」「人間性」をテーマにしたエピソードをご紹介します。

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最上

アマル9番さんのエピソード

認知症の進行で目の前にある食事に手をつけようとしなくなったご利用者様。
やむなく入院治療となりました。
点滴で一時的に体調は改善するでしょうが、食事をしない=衰弱、やがては死につながります。

入院ベッドの空き待ち時間にご家族と今後考えられる過程についてゆっくりお話ししました。

早くに退院できても介護の手は今以上に必要。

『この方だったら、この方法でいける』と道を教えてくれた上司、『認知症がもっと進む方が心配。早く帰って来てもらって良いですよ』と背中を押してくれた仲間。
ご家族は『いろいろ話が聞けて良かったです』と仰って下さいました。

しんどい介護職をしている中での最高の喜びです。

いつか来る決断の時に、ご本人、ご家族にとって悔いのないベストな選択をしてもらえたらと願うばかりです。

アマル14番さんのエピソード

いつも思う事で、ご利用者様はどうしたいのか?何がしたいのか?をいつも悩みながら、毎日同じ日の繰り返しで、ご利用者様に対して申し訳なく思いながらも、何も出来ない自分がもどかしく感じています。

しかし、今自分が出来る事を声に出し実践する事でも喜んでいただける事もあるんだなと思いました。

例えば、フロアの配置換えや装飾等の雰囲気を変えたりするだけで、「ここは落ち着ける場所、最高ですよ」のお言葉をいただき、こういった事でも喜んでいただける事が大変嬉しく思い、今後も大きな事は出来なくても、ご利用者様とコミュニケーションをしっかりとって、話しの中での一言一言を聞き逃さないように、ご利用者様のやりたい事を見つけていきたいと思います。

人間性

アマル5番さんのエピソード

私は介護の仕事を始める以前には、こう思っていました。

介護は、お年寄りの方のお世話をする仕事なんだと。

でも、7年たった今はそうは思いません。
そうではなかったと気付きました。

介護というのは、ご利用者様おひとりおひとりの
その方らしさを考え、その方のお気持ちに寄り添い、困っている部分を手伝い、その方の人生の終末期を支える仕事なんだと考えています。

これはこの介護という仕事を7年続けてきて、やっとそう思えるようになりました。

昔の自分では、そうは思えなかったと思います。

介護という仕事を続けてきて、いろんなご利用者様と日々向き合い、
ご家族様のいろんな想いを受け止めてきて、今、そう思います。

これで人間性を磨けているなんておこがましい部分も
あるかもしれませんが、確実に介護に対しての考え方は変わりましたし、それが今の行動につながっています。

ご利用者様の夢をこれからも叶えていき、自分の人間性も磨けたらと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

アマル10番さんのエピソード

私が仕事してきた中で一番に意識してきた事は、利用者様・家族様・スタッフ間の信頼関係を築いていくことです。信頼関係と一言で言っても、簡単ではなく、信頼関係を築く方法は、人それぞれ。

『たくさんの会話を通して築く人』、『常に配慮や優しさを持っている人』、『いつも前向きに関わり元気を与えている人』など様々だと思います。

担当していた利用者様との会話の中で、「○○さん、いつも元気で笑顔が絶えないね。見ていて元気が貰えます。仕事中に、笑顔で挨拶することは当たり前の事なのかもしれないけど、それを続けていくことは難しいね。」というお話があり、当たり前の事を続けていくことも信頼関係の築きの一つに繋がっていると感じました。

配慮や優しさ、元気な挨拶など仕事場面での当たり前と言われている行動を、当たり前に出来ることは人間性の高さだと会話を通して学びました。

仕事での自分自身の態度、考え方などを再度見直し、当たり前の事を当たり前に出来るように、専門知識だけでなく人間性の部分から磨いていきたいと思いました。

銀の櫂での取り組み

姫路市網干区にある施設、「銀の櫂」では、「理念リレー」を行っています。

担当者に指名された職員が、理念の行動指針の中で、来週一杯意識的に取り組む行動指針を考え、その行動指針に対して自分が感じることや取り組むことを社内掲示板に公表し、最後に来週の担当者を指名します。このリレーの繰り返しです。

行動指針:〇月〇日~ 「一瞬にこだわるから面白い」

季節の変わり目で体調を崩される方が多いなかで《昨日は元気だったのに》《さっきまで大丈夫だったのに》と思うことも少なくありません。
業務に追われバタバタするあまり《明日でいいや》《後で》と、問題を先送りにしたり寄り添った関わりを疎かにしがちですが、折角選んで頂いた生活の場です。
毎日接している一瞬一瞬を大切にし安心と笑顔が最期まで続くよう関わっていきたいと思います。

次の行動指針は、ご利用者様からの信頼も厚い〇〇さん、よろしくお願いします。

「今週の行動指針」は朝の放送(9:00)で事務員が全館にアナウンスして、ご利用者様にも認識してもらいます。(「今週の銀の櫂の行動指針は〇〇〇です。スタッフ一同この理念を意識して仕事に取り組んで参ります」など)

また、毎朝の朝礼で司会になった人は、「今週の行動指針」をテーマにした出来事を話しするそうです。

施設が一丸となって理念の浸透を推し進めていることが、よく伝わってきますね。
お忙しいなか取材に協力して頂いた銀の櫂の皆さん、ありがとうございました!

まとめ

以上、全3回 + 特別編にわたり、職員の皆さんのエピソード、施設の取り組みをご紹介してきました。まだまだご紹介できなかったエピソードや取り組みもありますが、それは次の機会にとっておきたいと思います。

あかねでは、

「この業界に夢があることを証明する」

という新しい理念と、

・一瞬

・挑戦

・閃き

・最上

・人間性

という行動指針を基に、これからもご利用者様や、ご家族様、そして職員の夢を叶えられる法人を目指していきますので、今後ともよろしくお願い致します!

私も来年から「あかネット」を現場で役立ててもらえるよう頑張ります。
みなさん、良いお年を!

 

ヴィラ杢園

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