2017/11/20
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皆様こんにちは、ミスターです。
最近耳にすることの多くなったワード「5G」について
なんか通信が改良されるんだろうなくらいで、あまり具体的に何がどう良くなってどんな新しい事ができるのかというトコロまでは考えなかったor興味が無かった方に、この機会にもう少し掘り下げて知って頂けたらなという思いで今回は「5G」について書いていきたいと思います。
お持ちのスマートフォンの右上あたりに4Gと書いてある人が大半だと思うのですが、たまに3Gになると通信速度が大幅に低下するということは皆さんご存知の通りです。
この「3G」や「4G」というのは携帯電話の通信規格の事で頭の数字は世代を表しています。
遡ること40年前、平野ノラでお馴染みの肩掛けの携帯電話や自動車電話の時代がいわゆる「1G」でアナログ回線で通話のみに使用されていました。
そこから1990年代に入って「2G」が登場します。
デジタル回線への移行が始まり、技術が一気に進化し携帯電話でメールやネットができるようになります。PHSなどもこの「2G」の機器になります。
2000年代に入ると「3G」規格が登場しさらに高速な通信ができるようになり、テレビや動画なども携帯通信網を使って見れるようになります。
「FOMA」というNTTのサービスもこの時代に開始されました。
高速な通信ができるようになったと言っても「3G」規格の実効速度は2Mbpsいかない程度で、例えば私のiPhone11で写真を1枚撮ると大体5MBくらいになるので、これをダウンロードしたらどうなるか計算してみると以下のような感じ
・2Mbps(2メガビット パー セカンド) → 1秒間に2メガビットのデータをダウンロードできる
これをMBに変換してダウンロード時間を計算すると
・0.25MB/S(0.25メガバイト パー セカンド)→1秒間に0.25メガバイトのデータをダウンロードできる
5MB ÷ 0.25MB/S = 20秒
写真を1枚ダウンロードするのに20秒もかかる計算になります。
そして2010年頃、iPhoneなどのスマートフォンの普及とともに「4G」規格が登場しました。
ここでも通信速度が大幅に向上し、動画などはもちろん、通信対戦ゲームなどもストレスなく楽しめる環境になりました。
ちなみに自分のスマホの実効通信速度を計測してみると
下り89.28Mbpsで、上で計算してみた5MBの写真ダウンロード時間で比較してみると
なんと0.44秒!これを見るだけでも圧倒的な進化を感じる事ができますね。
そして各社遂に満を持してサービスを開始し始めている「5G」ですが、まず注目すべきは「通信速度」で実効速度で「4G」の10倍との事。
5MBの写真が0.04秒でダウンロードできるといわれても0.4秒と0.04秒の差は逆にあまり感じられないかもしれませんが、大容量の4Kや8K映像コンテンツの配信などになると必要不可欠になるでしょう。
通信速度以外にも「低遅延」が挙げられます。
低遅延になる事のメリットとしてよく挙げられるものに自動運転技術があります。
判断の遅れが許されない運転では遅延が無いということが必要不可欠になるでしょう。
そして最後に「多接続」が挙げられます。
これはいまいちピンと来ないかも知れませんが、より多くの機器と互いに接続しあう事で多くの情報を共有できるといったメリットと、例えば人がたくさん集まるライブ会場やスタジアムなどで大量の人がWi-Fiなどに接続することで速度が著しく低下するといった事象の改善にもつながるものです。
以上、かんたんに「5G」とこれまでの歴史について振り返ってみました。