2017/3/6
介護士の仕事(特養編)
みなさま、お久しぶりです。人事チームのギブです。 実は私3ヶ月ぶりにブログを書いております。 というのも、12月1日から2月28日までの...
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こんにちは、金曜日担当のクリエイティブチームちゅんです。
研修ブログを始めて4週間、挨拶も恒例になって参りましたが、皆様どの様にお過ごしでしょうか?
わたしは先日研修の帰りに、「小腹がすいたなー」とふらっと立ち寄ったコンビニでこんなものを買ってしまいました。
まさかの『日本酒味』キットカット
以前のブログ
にも書きましたが、清酒発祥の地・伊丹市で育ったわたしは大の日本酒愛好家。買わないわけにはいきません。
お味はというと…
「…酒粕っぽい!!」
一緒に食べた母も同意見でした。
ちなみに母は、『酒粕を火であぶったものなら永遠に食べ続けられる』というレベルの酒粕ファンです。(血は争えません。)
液体の日本酒が好きなわたしとしては「日本酒味と呼ぶのはちょっと違うんとちゃう??」と思いますが、キットカットのサクサク感と絶妙にマッチして美味しかったので、また買って帰ろうと思います。
さて本題に入りまして、
今週はロータス・ガーデンに研修に行ってきました。
〒661-0013 兵庫県尼崎市栗山町1-20-20
TEL:06-6428-7111
2階~4階を占める特別養護老人ホーム(通称:特養)での勤務です!
特養はデイサービスのように通っていただくのではなく、お客様が入居し住まわれるところなので、サービス内容も大幅に変わってきます。
しかし、スタッフの“日々の生活を楽しんでもらいたい”という気持ちは同じ。
レクリエーションとして節分の鬼退治を行いました♪
“退治される”という過酷な鬼役を引き受けてくれたスタッフはこの方。
柔道整復師の井上真さん。
写真はカツラ装着前ですが、金棒(バットに包帯を巻いたもの)を持って立派な青鬼と化しました。
鬼役をやることになった理由を尋ねると「何となくみんなの雰囲気で、僕なんだろうなぁって…」とおっしゃるところから、イジられ愛されキャラであることが伺えます。
「鬼は外~福は内~!」と、力いっぱい豆の代わりのお手玉を投げつけられたり
スタッフにちょっかいをかけたらタオルで撃退されたり
お客様に金棒を奪われて、結構ホンキで退治されそうになったり…
大変な目に遭った青鬼は叫びました。
「僕に思う存分お手玉ぶつけて、いい年を送ってくださいよ~!」
そんな善良な青鬼(井上さん)は、普段は柔道整復師。
どんな職業か、みなさんご存知ですか?
柔道整復師になるには、国家資格をとる必要があります。
自身で開業したり、クリニックや施設で働く方が多いですが、あかねでは主にこんなことをしていただいています。
■機能維持向上の施術とリハビリテーション
■お客様に喜んでいただけるメニューの開発
■介護サポート
井上さんが出勤してまず始めるのは、個別の機能訓練。
歩くための機能を鍛える必要がある方には、1階の平行棒で歩行訓練を行います。
必要な方には腕を動かす訓練なども追加。
その人に合った訓練メニューを考えて組むことも、柔道整復師の主な仕事のひとつです。
個室でのケアが必要な方には、お部屋で対応。
食事前には、喉・肩・首などのマッサージで食べ物や飲み物を飲み込む力を高めます。
集団体操は各階の食堂で。
「今日もみなさん無理のないようについてきて下さいね~!」
“真冬でも半袖”がトレードマークのトレーナー田邊さんと一緒に行うトレーニングでは(あかねは個性的な人が多い)、話し合いながら更に体の機能をアップする方法を模索します。
その他にパソコンを使った記録業務や申し送りの参加、介護補助業務などかあり、
スケジュールの合間合間にケア主任であり親友のような関係の今里さんにイジられれば井上さんの仕事は完了です(笑)。
と、役者が揃ったところで、いま井上さん・田邊さん・今里さんの3人が広めようとしている『立ってもらう技術』について紹介したいと思います。
『介護士は体力勝負』と言われる理由には、足の不自由な人に立ってもらったりと“力”がいるイメージがあることが上げられます。
しかし、それが間違いだとしたら…。ケガのリスクが高まるような、必要以上の力を出さずとも、立ってもらうことができるとしたら…。
人の身体の仕組みを熟考し、3人が編み出した技術が以下の通りです。
①「今から立ってもらいます。私も頑張りますから、○○さんも頑張ってください」と声をかける。
②お客様の足の間に膝を差し込む
(一部では無礼だと非推奨されていますが、安全性が格段に上がる点を重要視し採用しています)
③両足のラインを一直線に揃えて、腰を落とす
④お客様に背中に腕を回してもらう(できない場合は省略)
⑤手首を腸骨に当たる位置に添え、骨盤の上を手のひらで支える
⑥お客様に前かがみになってもらう
⑦「お尻が浮いたら教えてください」とお客様に話しかける
⑧「浮いた」と合図があれば、矢印の方向にすくうようにして抱えあげる
⑨井上さんが立った!!
これは人が立つとき、必ず前かがみになってお尻を浮かせてから上に起き上がるという身体の仕組みを利用した技術に、声をかけて協力してもらうことで、お客様に自分で立つ感覚を意識してもらうという考え方が合わさった方法です。
この方法を使えば、必要以上の力を使わずにお客様に『立ってもらう』ことが可能になります。
三人寄れば文殊の知恵とは言いますが、こんなことを思いつくなんてスゴいとしか言いようがありません。
最後に井上さんに、熱い思いを語っていただきました。
夢を目標に。目標を現実に。
「お客様にとって、特養は終の棲家です。ですが、最期を迎えるそのときまでお客様は夢をお持ちです。『自分で歩きたい』『自分でご飯を食べたい』。もしそう思えない方がいたら、僕が希望を持つきっかけを作ります。そして、そう願っているだけでは只の夢ですが、夢に向かって努力を始めれば、それは目標になります。そしてその目標を現実にするのが、僕の仕事柔道整復師だと思っています。」
そんな井上さんと一緒に働いてみたい方、介護に興味のある方、あかねのスタッフとして働いてみませんか?
ご応募ドシドシお待ちしてます(*^∇^)ノ”