刃物の街 堺で包丁づくり体験に参加してみた

アバター画像小杉

シェアする

介護福祉士・社会福祉士・保育士 実習生受け入れ 兵庫・尼崎・日生中央・姫路

皆さんこんにちは、システムチーム小杉です。先日のミスターのブログでお伝えした通り施設のイベント用食材の調達の為、カール、ミスター、小杉のいつものメンバーで釣りに行ってきました。

釣果は上々で、この日はメジロが2本、サゴシが1本、アジ1匹、サバ1匹、イワシ8匹、エソ1匹を釣る事が出来ました。

この日つくづく実感したのは、【やはり道具は大事】だなと言うこと。と言うのも、同じ場所から投げた小杉の仕掛けとミスターの仕掛けでは飛距離が全然違うんですよ。当然同じ場所から沖に向かって仕掛けを投げた場合、より遠くに飛ばせた方が魚をゲットできる確率も上がります。

なのでそれまで使っていたノーブランドのセットで5千円ほどの竿とリールから、世界的に有名な釣り具メーカー『ダイワ』のセットで2万円の物に買い換えました。と言っても釣りに関してはずぶの素人なので、釣りの師匠であるミスターに見立ててもらいました。何事にも本気で取り組むときに重要になってくるのはやはり良質な道具ということで次回の釣りが楽しみです。

採用情報|社会福祉法人あかね

本物の道具を求めて刃物の街 堺へ

それはいつも通りカール織田とランチミーティングをしている時の事。

カール織田:今度の魚の解体ショーやねんけど、前に買った包丁セットが切れ味悪いし、サイズも小さいから包丁を新調しようと思ってるねん。

小杉:包丁は使ってる材質と造る工程で切れ味が全然変わってきますからね。安いステンレス製の包丁はダメですよ。オススメは鋼を使った包丁。

カール織田:どんなん買ったらエエやろ??

小杉:うーん、買うというより自分で造ったらどうですか!?

カール織田:いやいや、包丁造るって!?イチから??

小杉:なんか大阪堺市の方にイチから包丁造りを体験できるところがあるらしいですよ!?

カール織田:マジで!?そこ行こう!!

と、こんな感じで話が決まり先日大阪府堺市にあります『榎並刃物製作所』さんへ包丁を造りに行ってきました。

ご存じ大阪府堺市は刃物の街として有名で、そのルーツは古く5世紀頃から約20年程かけて造られた日本で最大規模の古墳『仁徳天皇陵古墳』の建造時に培われた技術が脈々と受け継がれ、後の刀の製造やポルトガルから伝来した鉄砲の製造など、数々の鍛造技術が現代の包丁造りにも生かされています。

そんな刃物の街堺で唯一、ほぼイチから包丁造りを体験できるのが榎並刃物製作所さんなんです。(注:以下これから実際に体験していただく方の為に敢えて詳しい工程の説明は致しませんのでご了承ください)

2DJI 20201011 091358

工房内はこんな感じ。年季の入った多数の機械達に一人テンションが上がる小杉。

写真↑は伝統工芸士で包丁鍛冶職人の榎並正氏。榎並氏が造る包丁はほとんど市場に出回ることが無く、購入したい場合は東京の築地の包丁屋さんへ行くか、直接オーダーをして造ってもらうしかありません。実際に自分だけの1本をオーダーする顧客のほとんどがプロの料理人か料理人を目指す人たちとの事。

そんなプロ仕様の包丁をイチから自分で造れる機会にカール織田も興奮を隠せない様子。この日小杉は動画と写真撮影があったので体験には参加できなかったんですが、自分でも造りたくてうずうずしました。

実は堺には包丁造り体験と銘打っているお店がいくつかあるのですが、ほかのお店では包丁造りの数ある工程のほんの一部しか体験することができなんですよ。例えば予め完成している包丁に柄の部分を付けるだけの作業だったり、またほとんど完成している包丁を研いで刃をつけるだけの作業だったりで雰囲気だけ体験できるところがほとんどなんです。しかし榎並氏の工房ではほぼイチから包丁が造れるとあって、国内はもとよりコロナ渦になる以前は海外からのお客さんも多かったのだとか。

榎並氏のインスタによると先日もANAが機内で放映する動画を撮影しにきたり、過去には人気のジャニーズグループ『なにわ男子』が番組の取材で訪れたり、『職業:旅人』の中田英寿が訪れたりしているそうです。

写真↑は最終工程を経て、この後包丁研ぎ専門の職人さんの元に送られ、その後柄を付けて完成となります。堺の包丁造りは分業制なので包丁の本体を造るまでが包丁造り体験となっています。

待つこと2週間、丹精込めて造ったカール織田の包丁が届きました。もちろん名前も入れて貰えます。

で、肝心の切れ味はと言いますとカール織田曰く「最高」だとの事。以前何かのテレビ番組で言ってましたが、「よく切れる包丁は素材の細胞をできるだけ潰さずに切れるから口当たりもよく美味しい料理ができる」と言ってたのを思い出しました。

出来上がったカール織田の包丁を見て自分用(左利き用)がどうしても欲しくなったので、小杉も来月自分の包丁を造りに行ってきたいと思います。

このブログを読んで興味を持たれた方は、是非自分の手で世界に1本の包丁を造ってみてください。これからの時期クリスマスプレゼントなんかにもオススメです。

榎並刃物製作所 包丁造り体験

実施:毎月第二日曜日
料金:15,000円(要事前予約)
定員:午前/午後  各6名まで

榎並刃物製作所
住所;大阪府堺市堺区九間町2-2-25
電話:072-233-0217

※詳細はお電話にてお問い合わせください※

 

採用情報|社会福祉法人あかね

シェアする