【尼崎の隠れたソウルフード】軒先ホルモンをご紹介

こんにちはシステムチーム小杉です。先日の台風凄かったですね！？皆さんのお宅は大丈夫でしたか？？小杉家はと申しますと、寝静まった深夜「ガシャン！！」という大きな音と共に目を覚まし、確認したのですが外は大雨と暴風で全く見えずで朝確認してみたら…………

 

見事に窓が割れていました。音からして何かがぶつかった事は間違いないのですが、翌朝外に出てみると、折れた木の枝やごみは散乱していましたが、窓が割れる程の大きな物は見当たらず。たまたま金網入りのガラスに当たったから良かったですが、金網の入っていない窓に当たっていたらと思うとゾッとします。

 

【閑話休題】

本日は少し前に私が書いた当ブログのエントリーの最後で予告した、尼崎名物ホルモン焼きのお店を本日はご紹介したいと思います。

 

皆さん、ホルモン焼きと聞いてどんな食べ物を想像しますか？？多くの方は焼き肉屋で出てくるような、七輪の上で焼くシマチョウやテッチャンなんかを思い浮かべるのではないかと思います。

 

いまいちピンと来ない人が多いと思いますが、生まれも育ちも尼崎のアラフィフ小杉は、幼少の頃から3時のおやつにホルモン焼き、小学生の時なんかは遊びに行った先で友達と買い食いにホルモン焼き、最近なんかは地元の同級生の家で宅飲みするときに手土産としてホルモン焼き、と言った具合に生活のいろいろな場面でホルモン焼きは浸透しています。

 

 

以前、大阪生まれ大阪育ちの友人にこのホルモン焼きの話をしたところ、

友人A：「アレやろ？じゃりン子チエが焼いてるヤツ」

 

小杉：「いや、アレもホルモン焼きには違いないけど、串に刺して焼いたりはしてないねん」

 

友人A:「え！？ちゃうのん？じゃぁどんなん？七輪で焼く焼肉？？」

 

小杉：「いや焼肉ではないねん、もっと手軽に、そう３時のおやつに食べるやつ」

 

友人A:「いや、ますます分からんわ」

 

小杉：「っていうか、じゃりン子チエは実在せんしな！！」

 

という具合に関西人である友人も知らないようでした。

ネットなどで調べると、尼崎と大阪の一部の地域で同じようなホルモン焼きを販売している店があるようで、共通するのは九州、沖縄の食材を販売しているお店が軒先で販売しているというスタイル。諸説あるようですが、沖縄にはもともとこのような料理はなくて、大阪や尼崎に移り住んだ沖縄出身者が考案したというのが有力説の様です。

 

ではご紹介しましょう。まず1軒目は新三和商店街（通称：サンロード）に店を構える老舗の豚肉専門店【栄屋】さんです。

 

 

 

私が5歳の頃、このお店の近くに今は無きミード幼稚園という名前の幼稚園がありました。当時私はその幼稚園で毎週水曜日に行われる絵画教室に通っていました。もとい通わされていました。この絵画教室が本当に退屈で、両親には申し訳ないのですが今まで通った習い事の中で、この絵画教室が一番役に立たない習い事でしたね。しかしこの退屈な習い事の原動力となったのがこの栄屋さんの軒先で販売しているホルモン焼きでした。習い事の後にいつも母親が買ってくれるホルモン焼きだけが楽しみでした。

 

 

こちらのホルモン焼きは豚肉専門店だけあって、新鮮な豚の内蔵系の部位が豊富に使用されています。肝心なお味はと言いますと、コクのある自家製ダレで長時煮込まれたホルモン焼きは、3時のオヤツやビールのアテ、晩御飯のおかずにも持ってこいの万能選手。お値段は100ｇ＝160円。私の記憶では当時100ｇ＝100円位だったと思います。そう考えれば現在の価格はかなり良心的ですね。

 

続いてご紹介するのが、三和本通商店街に店を構える【かごもと】

 

 

 

 

こちらも老舗の精肉店で、国産牛ホルモンを専門に扱うお店です。なので使われる材料も国産牛のホルモンです。
こちらのホルモン焼きの特徴は白系ホルモン（テッチャン、サンドミノ等）の割合が多く、クセがないので食べやすいのが特徴で、また味付けもお店オリジナルの焼き肉のタレを使っているので本当に食べやすいです。尼崎市内に数店舗あるこの軒先ホルモン屋なんですが、そのなかでも【かごもと】は比較的最近になって始められた印象で、私が子供の頃には無かったように思います。

 

 

お値段は先ほどの栄屋さんと比べると少し高めの100ｇ＝330円。しかしそこは材料が国産牛のホルモンですからね。ちなみのこのお店、尼崎では結構有名なお店で以前テレビなんかでも何度か紹介されてました。

 

 

最後にご紹介しますのは、JR尼崎駅近くのございます【山里食肉店】です。

このお店、すでに何度もテレビで紹介されている有名店でして、ご存知の方も多いのではないかと思います。なんでも尼崎出身のダウンタウンの同級生のご実家らしく、ロケで尼崎を訪問するたびに紹介されていました。

 

こちらのホルモン焼きは、先にご紹介した栄屋さんのと同じ豚ホルモンを使用しているのですが、丁寧に下処理されたホルモンは臭みなど一切なく、柔らかく煮込まれて歯の弱いお年寄りなんかにも人気だとか。こちらはお値段100ｇ＝200円と良心的な価格となっていて、私が訪問した時も近所の夏休み中の小学生がお小遣い握りしめてオヤツに買いに来てました。

 

今回ご紹介した軒先ホルモン焼以外にもコアな尼崎グルメがありますので、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。