チンパンジーでも理解できる「じゃんけん」の世界

アバター画像かずお

シェアする

ヴィラ杢園

こんにちは、クリエイティブチームのかずおです。

昨日「チンパンジーがじゃんけん理解 研究成果発表」というニュースを見てコレ↓を思い出したんですが今の20代の人とかは知らないんでしょうか。

じゃんけんゲーム、4回連続「あいこ」でした・・・

↓ニュース記事はこちら

ところで「じゃんけん」といえば、言わずと知れたグー・チョキ・パーから成る、世界でもっとも有名?な3すくみゲーム。

英語では主に”Rock-paper-scissors”=”石・紙・はさみ”と、何のひねりもない上に長くて言いにくいネーミングで親しまれているようで、なんとトーナメント方式の世界大会も毎年開催しているようです

あらためてルールを確認してみましょう。

介護福祉士・社会福祉士・保育士 実習生受け入れ 兵庫・尼崎・日生中央・姫路

じゃんけんのルール

  • グーは、チョキに勝ち、パーに敗れる。
  • チョキは、パーに勝ち、グーに敗れる。
  • パーは、グーに勝ち、チョキに敗れる。

2人のときは、以上に加え、両者が同じ手を出したときには「あいこ(引き分け)」となる。

3人以上のときは、全員が出した「手」が三つのうち二者だけであったときに勝負が決する。たとえば、5人中2人がパー、3人がグーを出したならば、パーを出した2人が勝者となる。全員が同じ手を出したときや、グーチョキパー全てが出たときには「あいこ」になる。

まぁ皆さんご存知のとおりです。

そしてこれらの「手」を掛け声とともに出すわけですが、掛け声には地方ごとに様々なバリエーションがあります。ちなみに私が子供のころの掛け声は

「じゃーいーけーんーで、ほーいっ」

「あいこでしょっ」(2回ぐらいまで)

「しょっ」(3回目ぐらいから)

っていう感じでした。

誰もが小学校から中学校・高校へと上がるたびに「微妙に違う掛け声」という文化に出会い、誰の掛け声をこれからのスタンダードにするかという水面下の争いや駆け引きを経て、社会の仕組みと譲り合いの精神を養ってきたことかと思いますが、あなたの最初の掛け声はどういうものだったしょうか?

勝ち負けの考え方

さて、先ほども言ったとおりじゃんけんとは手を「石・紙・はさみ」に模しているわけですが、その勝ち負けの元となる考え方は以下の通りです。

  • 「石」は「はさみ」に切られないが、「紙」に包まれてしまうので、「石」は「はさみ」に勝ち「紙」に負ける。
  • 「はさみ」は「紙」を切ることができるが、「石」は切ることができないので、「はさみ」は「紙」に勝ち「石」に負ける。
  • 「紙」は「石」を包むことができるが、「はさみ」に切られてしまうので、「紙」は「石」に勝ち「はさみ」に負ける。

改めて考えてみてみましょう。

「はさみ」は「紙」を切ることができるから「はさみ」が勝つ → わかる

「石」は「はさみ」に切られないから「石」が勝つ → まぁわかる

「紙」は「石」を包むことができるから「紙」が勝つ → ???

包むことができたら勝ちという謎理論はいったいどこからやってきたんでしょうか。それを言ったら紙ははさみも包むことができるし、大抵の紙なら石で簡単に破れそうです。

せめて「布」ぐらいにしとけばよかったのにと思わずにはいられません。

↓参考

じゃんけんってあるだろう。僕が保育園の頃、グーが石、チョキがハサミ、パーが紙と教わった。なんでも、ハサミは紙を切れるから紙に勝つことができるけど、石を切ること…

心理戦

じゃんけんというと「運で勝負が決まる、公平な勝負」といったイメージを持っている人も多いでしょうが、意外とそうとも言い切れません。

「俺グー出すから。ずっとグー出すから。」

「そう言っといてチョキ出すんやろ?チョキ出すんやろ?」

という心理戦も繰り広げられます。

心理戦によって勝率が上がるのかどうかは知りませんが、なんとなく負けた時の悔しさがアップするのだけは間違いありません。

さいごに

こういった成熟したルールや文化としての側面、そして心理戦に至るまで「じゃんけん」の奥深さを知れば知るほど、チンパンジーがそれらを理解したという昨日のニュースに対して、生物の進化の凄まじさと未来への恐怖を感じずにはいられません。(※違います)

 

ヴィラ杢園

シェアする