社会福祉法人あかねでは、「介護福祉士」「社会福祉士」「保育士」を目指す実習生を積極的に受け入れています。
2022年6月13日(月)~6月24日(金)に、神戸女子大学 健康福祉学部の学生2名を、実習生として受入れました。
今回、学生さんに体験いただいたのは、地域包括支援センター『介護と医療の窓口』(兵庫県尼崎市)にて、介護保険サービスの導入支援を体験するプログラム。センターの相談員とともに、介護支援を希望されるお客様のもとへ訪れ、生の声を聞き、地域包括支援業務のリアルを体験いただきました。
実習を経験してみての感想を、学生おふたりにお伺いしています。
Aさん 「座学の何倍もの濃いリアルを経験できました」
相談員の方と一緒に、介護支援を受けようか悩まれているお客様のもとへ訪問したことがすごく印象に残っています。
私が訪問したのは、80代のお父さんと50代の娘さんの2人暮らしのご家族。娘さんは統合失調症を患っておられて1人で生活できず、認知症の症状が表れはじめたお父さんが家事全般をされていました。娘さんは50代でまだ介護保険を使えず、お父さんがご自身の年金で養っている状況。娘さんの面倒を見ないといけない中で、お父さんはどんな介護支援を受けられるか、また他の道はあるのか考えさせられました。
お客様の生活背景や支援が必要になった経緯を聞け、支援導入のリアルを垣間見れました。座学の何倍もの濃い経験をできたので、印象に残っています。
POINT① 福祉現場のリアルを感じる実習プログラム
当社の実習は、「体験」を重視しています。福祉現場の温度感や、お客様の悩み・ニーズを感じれる実習プログラムを企画。座学ではむずかしい、現場のリアルを自分の肌で感じとれるプログラム作りを意識しています。
Bさん 「介護サービス導入の流れを理解できました」
介護認定調査員・ケアマネジャーとともに、介護支援を希望されるお客様のもとへ訪問し、打ち合わせされる様子を見学しました。
学校の授業では、介護認定を受けてからサービス利用する流れが一般的と学びました。しかし、私が見学したケースでは、介護認定と同時にすぐにサービス利用できる流れで、個々に合わせたサービス利用の流れがあるんだなと知りました。
また、地域包括支援センターが、お客様を介護施設やケアマネジャーなどの専門家につないだり、「多職種連携の中心」になっていると実感。ケアマネジャー・相談員・行政担当者など様々な専門家と出会い、それぞれの役割の違いを理解できて良かったです。
POINT② 学生が手持ち無沙汰にならない実習スケジュール
実習中に「今、何をすればいいのか分からない」と学生が立ち尽くしてしまうケースがよくあると聞きます。当社では、実習担当者が綿密に実習スケジュールを組み、学生が戸惑らないスケジュール作りを意識しています。