「無い事」を証明する難しさを痛感した話

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ヴィラ杢園

皆さんこんにちは、ミスターです。

先日は台風16号の直撃で、阪神尼崎駅 目の前の「ヴィラ グラスセゾン」周辺でも激しい暴風雨が吹き荒れました。

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入居者の方達も心配そうに外を見つめ「怖いわぁ~」「大丈夫かしら?」と呟きつつ、食堂に集まっておられました。

そんな台風も夕方頃には関西を通り過ぎ、やがて温帯低気圧へと変わりましたが、翌日以降も台風一過とはいかずスッキリしない天気が続いています。

そんな天気と同じく、私の気分もスッキリしない事が先日ありました。

なんと、身内が「くも膜下出血」になってしまったのです。

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「くも膜下出血」とは

脳と頭蓋骨の間は何種類かの膜で覆われているんですが、その中の一つに「くも膜」があります。

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その「くも膜」の下に出血した状態をいい、出血した瞬間に頭をバットで殴られたような痛みが走り、激しい頭痛で意識を失う事もあります。

出血は脳の血管にできる「脳動脈瘤」というコブに血圧がかかる事により破裂し、出血します。

出血すると、約40%が死亡するとされています。

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治療方法は「脳動脈瘤」に血圧がかからないように手前をクリップのようなもので挟む「クリッピング」、コブの中にコイル状の詰め物をする「コイル塞栓」という2種類の手術方法があるようです。

脳動脈瘤ができる原因

ほとんどの原因は先天的なものであると言われていますが、喫煙高血圧症頭部の外傷などの後天的なものが原因にもなると言われています。

身内は1週間くらい前から激しい頭痛や体調不良があり何度も病院に行ったが原因がわからず、最終的に脳神経外科を受診してみた所、「くも膜下出血」と診断され即座に動脈瘤を探して手術をする必要があると告げられました。

その後すぐにCTやMRI検査を行い「脳動脈瘤」を探したのですが結果的に何も見つかりませんでした。

担当医によると、「脳動脈瘤」が見つからないケースが稀ではあるが存在し、出血した際に無くなってしまったか、見つけられないほど小さいかどちらかの可能性が高く、そういった場合は手術もできないとの事で、定期的に検査を続けていくしか無いというなんともスッキリしない結果になりました。

「有る事を証明する」のに比べて「無い事を証明する」のは非常に難しい事で、例えば2014年に話題になった「STAP細胞」。最終的に理化学研究所が「STAP現象は無かった」として決着しましたが、実はその後があって、ドイツの大学での研究でやり方を変えて実験した所、「それに近い現象が再現された」という話を真っ先に思い出しました。

幸いにも、担当医の「こういったケースの場合は往々にして予後は良好である事が多いです」との言葉に救われ、そうであって欲しいと心から願うと同時に、私も「くも膜下出血」の後天的な原因とされる事にあてはまっている事を改めて認識し、気を付けようと思いました。

 

採用情報|社会福祉法人あかね

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