こんばんは、ミスターです。
過去のエントリーをざっと見てみたんですが
社会福祉法人が運営しているにも関わらず
介護について書いてるエントリーが
ここ最近、一切見当たらないという
あるまじき事実に気づいてしまいましたので
(いや、随分前から知ってましたが)
たまには真剣に
福祉について考えてみる事にしました!
はるか昔、大学生の頃
「スウェーデンの経済」についての講義の中で
こんなに福祉に力を入れてる国があるのかと
驚き感銘を受けた記憶があります。
勿論、単位は取れなかったんですが・・・
それはおいといて
世界でもトップの長寿国である日本の介護保険制度と
福祉大国と言われるスウェーデンの制度について調べてみました
日本で介護保険制度が施行されたのは2000年
対して福祉大国と言われるスウェーデンは
もっと以前から国が積極的にサービスを提供しています
例えば・・・
医療費 ⇒ 20歳以下無料
教育費 ⇒ 大学まで無料、託児所無料
等々
なぜそんな事ができるのか不思議に思うかもしれませんが
その理由は高い税率にあります。
所得税 ⇒ 50%
消費税 ⇒ 25%
税金だけで80%くらいもっていかれるケースもあるそうです
これをみてしまうと日本で消費税が8%になったと
騒いでいるのがアホらしくなりますね
でも不思議な事に
日本より税金が高いのに不満は少ないらしいです。
それどころか
むしろ幸福感は日本よりはるかに高いとか。。。
高い税を払っても
それだけのメリットを感じる事ができれば
いいよって事でしょうか
驚いたのが
スウェーデンの高齢者の在宅生活率は
なんと90%を超えているらしいです。
これは高齢者のための設備が充実した住まいがたくさん建設され
医療や介護サービスへのアクセスがしやすい事に加え
在宅でのサービスも充実しているからでしょう。
スウェーデンには
「社会サービス法」という
高齢者福祉や医療等に関する法律があり
医療と福祉の統合、地方分権化が進められ
施設介護から在宅介護へ、医療から生活援助・予防へを
推し進めてきました
これは日本がやろうとしてる事と一緒ですね!
日本とスウェーデンで違う点は
スウェーデンでは
「高齢者の介護を行う家族に対して金銭的補償を提供する」
という取組があります
加えて
「介護にあたる家族が自治体に雇用してもらえる」
という取組もあるそうです
また日本とは違い、応能負担制度がとられている点
等が大きな違いでしょうか?
以上、日本より優れた部分に
スポットをあてて紹介しましたが
国の財政の問題や
EUの経済状況等の問題も重要であり
一概にどっちが優れていると判断するのは
難しいように思います。
ただ、日本の進もうとしている方向性の
先を歩んでいる国の施策は
将来の日本にとっても参考になるのではないでしょうか!