2018/5/4
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皆様こんにちは、ミスターです。
一昨日、西日本を横断し多数の被害をもらたした台風20号、その名も「シマロン」・・・
23日夜に徳島県南部に上陸し、その後兵庫県姫路市付近に再上陸し猛威をふるった訳ですが
兵庫県に関してはちょうど夜中に台風が通過するような形になり、基本的には大きな人的被害もなく、そういった意味では良かったといえるかもしれません。
私も当日は早々に帰宅して、状況を見守っていた訳ですが夜中の0時頃が一番ひどく恐怖を覚えるくらいの暴風雨で、なかなか寝付けずに窓から外の状況を眺めていたのですが、特にガレージに設置しているカーポートがすさまじく風にあおられていて、いつ空の彼方へ飛んで行ってもおかしくないほどの状況でした。
揺れているのを目の当たりにすると、自分の車の上に倒れてくるならまだしもよその家に飛んで行ったらどうしよう・・・とか考えてしまい余計に眠れなくなるので見るのを止めてその日は無理やり寝たのですが、朝目覚めて一番に確認したらなんとか無事でした!
ただ、家の周りにも木の枝や葉っぱに加えてどこから飛んできたのか、謎のべニヤ板やブリキ看板の破片が散乱していたり、電車がまともに運行していなかったり、各地で土砂崩れなどの被害も発生しており、今回の台風のすさまじさを痛感しました。
私もたまにお世話になっている須磨海釣公園もこの有様で当分の間臨時閉園で復旧の目処はたっていないとの事・・・
出典:須磨・平磯海づり公園HP
この様子では当分の間は開園する事はないでしょう・・・
さて今回の台風直撃予報を受けて、頻繁に台風20号の進路予想図をチェックされていた方も多かったと思いますが、進路図の正しい見方をご存知でしょうか?
今回はこの台風進路予想図の正しい見方をご紹介したいと思いますので、自分も含め、感覚でなんとなく見ていたという方はこの機会に是非覚えていって下さい!
出典:気象庁
①、まず最初に、画面左下から伸びる青い実線が現在までの台風の経路となります。
②、そして青い実線の端にある「×」マークが現在の台風の中心の位置です。
現在と言っても観測時間から発表するまでに相当時間がかかると思われるので、その上に書いてある日時を参考に現在の位置を大体で予測する必要があります。
③、②で説明した現在の台風の中心の周囲にある太い赤実線の円が暴風域となります。
暴風域とは風速が25m/s以上の地域となり、どれくらいの風かというと「時速90km以上」「立っていられない」「樹木が根こそぎ倒れはじめる」「屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる」といったようなレベルになります。
ちなみに中心より
④、③で説明した暴風域の赤実線の外側にある黄色の実線が強風域となります。
こちらは風速が15m/s以上の知育となり、風の強さの目安としては「風に向かって歩けない」「小枝が折れる」「ビニールハウスが壊れ始める」といったレベルになります。
⑤、②で説明した「×」マークから白い破線で繋がれただんだん大きくなっていく白い破線の円は予報円と言い、表示されている時間に台風の中心が通過する可能性のある範囲です。
予報円は台風の中心が通過する可能性のある範囲という事ですので、必ずしも円の中心を通るわけではなく、円の端っこを通る可能性もあります。この予想図でいうと12時間後の予報円では九州の南北端どちらを通るかわからないという事になりますね!
予報円を通過する確率は70%で、逆に言うと30%はこの範囲に来ないという事になります。
余談ですが台風につけられるちょっとかっこいい名前は誰がどうやってつけられているか調べてみると・・・
気象庁によると、あらかじめ各国間で定めた140の名前を順番にループさせて使っているそうです。
今回の台風20号「シマロン」はフィリピンが名付け親で「野生の牛」という意味です。
ちなみに次に発生する台風は「チェービー」(意味はつばめ)で、その次に発生する台風は「マンクット」(意味はマンゴスチン)と決まっているそうです。
日本が名付けた台風名が回ってくるのは9個先で「ウサギ」らしいです。残念ながら1回も聞いたことありませんね・・・聞いたこと無さ過ぎて合ってるか不安になるレベルですが、そうらしいです!
さて、これからまだまだ台風シーズンが続きますので、是非参考にしてみてください!