2022/12/1
密かな楽しみ
今日から12月という恐ろしい現実に愕然と『していた』あやこです、こんにちはヽ(;▽;)ノ そしていつからかクリスマスが特に楽しくもなくなっ...
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こんにちは、クリエイティブチームのかずおです。
本日は戦略室ブログ内でわりとタブー視されている「タバコの話」に切り込んでみたいと思います。
突然ですが、あなたはタバコを吸いますか?
私自身は吸いませんが、これまでの経験上、いわゆるデザイナーにはなぜか喫煙者が多かったように思います。介護士とか看護師ってどうなんでしょうね?なんとなく多そうな気がしますが……。
私のタバコに関する最も古い記憶といえば、実家近くに住んでいる祖母。
幼少の頃、喫煙者だった祖母からよく「マイルドセブン(という種類のタバコ)買ってきて」とお使いを頼まれていました。アホな私は、よくセブンスター(という種類のタバコ)と間違って買ってしまい、祖母を困らせていました。
子どもにタバコのお使いって今では考えられませんが、当時は結構当たり前だった気がします。
左がセブンスターで右がマイルドセブンのパッケージ。
う~ん、いま見ても間違えそう……。
さて、なぜこんな質問をしたかというと、こんなページを見たからなんです。
これは星野リゾートの採用サイトなんですが、ここで「YES」を選択すると、以下のページに飛びます。
ここには「大変申し訳ございませんが、星野リゾートグループでは喫煙者は採用いたしておりません。」と書かれていて、さらにその理由がズバッと書かれています。
長いですが引用しますね。
社員の禁煙は、以下の3つの要素において競争力を高めることになります。
作業効率
喫煙者は血液中のニコチン含有量の減少により集中力を維持することができなくなります。 私のホテル業界での経験の中で、スタッフの集中力を維持させるため、勤務時間中に喫煙をさせる対応を行っているケースを何度も見てきました。これはスタッフ本人の能力の問題ではなく、中毒症状という病理的な原因によるものであり、結果的に社員の潜在能力を低下させています。
施設効率
健康増進法の施行により、企業内の職場では分煙環境が必要になってきております。しかし、リゾート事業においては、少しでもスペースがあるなら顧客へのサービスに当てるべきです。
採算性の理由から厨房や作業用のバックスペースも節約している時に、社員の喫煙場所に投資するのは利益を圧迫することになります。職場環境
喫煙習慣のある社員には喫煙のための場所が設置され、より頻繁に休憩が認められるということは、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる問題です。
「なぜニコチン依存症の社員だけを企業は優遇するのか」とアルコール依存症の社員が主張したら、従業員食堂の横に社員用のバーを設置するのでしょうか。ニコチンが切れて集中できないという状況は、アルコールが切れて手が震えるという状況と差はありません。
全員が喫煙習慣のない社員で構成するA社と、全員が喫煙習慣のある社員で構成するB社が競争すると、B社は最初から不利な環境に置かれます。人口が減少に転じ、本格的な淘汰の時代に突入し、企業が厳しい競争環境にさらされている時に、わざわざ最初から不利な環境を受け入れるべきではなく、星野リゾートグループはA社を目指すことで自らを防衛する必要があります。星野リゾートグループは、顧客にご満足いただき、効率的な運営をすることで競争力を身につけようとしている発展途中の組織です。その構成員である社員の皆さんには、私たちの組織がより有利に戦えるようご協力いただきたいと思っております。
いかがですか?
もちろんこれに「喫煙によって生じる健康リスクの低減」も含まれてのことだと思います。
非喫煙者……というより嫌煙家である私個人としてはまさしく大賛成。
ですが、ここまでズバッと書かれると、喫煙者から見たらどうなんだろう?と twitter を覗いてみると、やはり賛否両論あるようです。
どちらかと言うと賛成意見が多いのですが、中には喫煙者と思われる人の反論や、「非喫煙者だけど反対」という声もチラホラ。
星野リゾートが喫煙者を採用しないことをハッキリと明記している。
喫煙者は非効率なのだそうだ。これは面白いとは思うけど、タバコ吸ってても人より何倍も仕事できるヤツはいるし、吸わないけど仕事なーんにもできないヤツだっている。
煙と臭いだけ持ち込まなきゃ全然OKでは。
— 我が石原 (@waga_ishihara) July 19, 2015
タバコ吸わないけど、喫煙者をアル中と同じ扱いはどうかと思うよwどんだけ喫煙者が嫌いなんだ星野リゾート。
— nnnnnn (@nzzzk) October 19, 2015
他にも私の周りで聞いたところによると、「必ずしも喫煙=作業効率低下とは言えない」という喫煙者の意見や、「制度自体は賛成だが、こういう偽善的なのがキライ」という意見も。
星野リゾートがこの制度を導入してから5年以上は経つはずですが、周りがあまり追随していないところを見ると、やはりそういった意見を汲んでのことなんでしょうか。
↓ちなみにこちらの記事では、星野リゾートの人事担当者が、この制度の誕生するきっかけや、これまでの成果を話していて興味深いです。
記事を読む限りでは、概ね良い結果が出ているようですし、やはり個人的にはこういう流れは歓迎したいと思ってます。
ところで社会福祉法人あかねでは、今のところ喫煙者だからといって採用をお断りするようなことはしていません。
「星野リゾートに入社したかったけど喫煙者だし……」という方、お待ちしてます!
ただし、星野リゾートの「施設効率」の項目と同様に、あかねの各施設にはスタッフ向けの喫煙スペースは設けていませんし、おそらく今後も同様ですので、その点はあしからず。
まったくもってどうでもいい話ですが、巷で私に激似だというプロブロガーのイケダハヤト氏もこの件について書いているようでした。
←この人。
なんでしょう?考え方とかも似てるんでしょうか?