2020/10/8
プランク始めました
買い物に行くとクリスマスケーキやおせちの予約が始まっていて げんなりしつつも焦り出したあやこです、こんにちは(*_*; さて、あやこの「...
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こんにちは、クリエイティブチームのかずおです。
私が毎日通勤で利用する「今津駅」には「阪急今津線の今津駅」と「阪神本線の今津駅」をつなぐ連絡通路があります。
↓こんな感じ
屋根があって、人がたくさん通るということで、ここで選挙のビラ配りや募金活動をしていることがあるのですが、ときどきちょっと小汚いオッサン(←個人の感想です)が「雑誌いかがっすかぁ~ 雑誌○※△□いかがっすかぁ~」と、雑誌の路上販売をしているときがあります。
「こんなところで雑誌買う人なんかいてる!?」
「しかも見たことない雑誌やし、怪しすぎるやろ……」
とか思って、いつも通り過ぎていましたが、つい先日、いままでよく聞き取れなかった雑誌名が初めて聞き取れました。
「雑誌“ビックイシュー”いかがっすかぁ~」
ちらっと雑誌を見たら確かに「BIG ISSUE」と書いてありました。
見たことも聞いたこともなかったので、どんな怪しい本かと思って検索してみると、ホームレスを支援する事業として発行している雑誌でした。
その辺で拾い集めた雑誌とかを売ってんじゃね?とか思っててゴメンナサイ。
この記事を書いてたら横からソルが「おっ、ビッグイシューってまだあるんや?」と「俺、知ってるで!」アピールしてきたんですが皆さんご存知でした??
HPから引用すると……
ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊しました。ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。
厚生労働省の調査(2012年)では野宿生活者の約6割を超える人が働いており、約3割の人は仕事をして自立したいと思っています。『ビッグイシュー日本版』は働き収入を得る機会を提供します。
なるほど、結構前からあるんですね。
雑誌の販売に関し詳しく見てみると……
① 支援が必要なホームレスがビッグイシュー販売者として登録をする。
② すると、定価350円※の雑誌「ビッグイシュー日本版」が10冊まで無料提供される(それ以上は1冊170円で仕入れる)。※以前は定価300円だったみたいです。
③ 最初の10冊までは1冊売れるごとに定価350円がそのまま利益になる。
④ それ以降は仕入れ価格との差額180円が自分の利益になる。
という流れのようです。
これまでホームレス問題について深く考えたことなんかなくて、極端に言えば「自己責任でしょ」とか「運が悪かったんやね」と他人事のように考えていましたが、先程のHPにはこのようにも書かれています。
ホープレスになり、ホームレスに
人はなぜホームレス状態になるのでしょうか。失業して収入をなくし、家賃を払えなくなり住居を失くす。この2つの条件だけで人はホームレスにはなりません。3つ目に、友人や家族などの身近な絆を失い、独りぼっちになり希望をなくす。つまり、人はHopelessになりHomelessになるのです。
単に仕事や収入がなくなるだけではなく、頼れる家族や友人さえもいなくなってホームレスになるわけですね。どちらかと言えばそっちの方が辛いですね……。
そしてさらに……
ホームレスを救う、それは“社会自身”を救うということです。
ホームレス状態や排除と貧困の状況を放置することで困るのは、まずは当事者の人々ですが、実は、本当に困るのは“社会自身”なのではないでしょうか?社会のつながりが失われ、社会の問題を解決する社会の力自体が弱くなるからです。
ホームレス問題は、今、あなたのすぐ隣で起きている出来事です。そして、ホームレスという人種はどこにもいません。ホームレス状態におかれている人がいるだけなのです。
“無関心”であることから一歩踏み出して、まず、路上で暮らす人たちの声に、耳を傾けてみてください。
ホームレス問題を無視し続けて、世の中にホームレスが溢れかえったら、困るのは私たち自身というわけですね。もちろん自分自身がそうならないとも限りません。
直接の支援だけでなく、みんなが少しずつ興味を持って、ホームレス問題について考える事自体が支援につながる。それがこのビッグイシューの果たすもうひとつの役割なんですね。たぶん!
とはいえまだ購入する勇気が出ていませんので、またいつかチャレンジしたいと思います。
ちなみにホームレス問題が本筋ではありませんが、マンガ「最強伝説 黒沢」(福本伸行)の後半に、少しそういった要素が出てきます。
↓ほら、「ホープレス」って言ってる。
けっこう面白いですよ(笑)