2016/10/24
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皆さまこんにちは、ミスターです。
私がブログネタに困った時にやってくるExcel便利機能のコーナーです。
先日、某あやこ氏に誰が興味あるねん!と突っ込まれましたがこの題材ならいくらでもブログが書けるので、一人でも興味がある人がいる事を祈って気にせずにどんどん書いていきたいと思います。
さて今回はExcelで最も便利かつ基本的な関数のひとつ「VLOOKUP」関数について簡単に実例を交えてご紹介したいと思います。
「VLOOKUP」は「Vertical(垂直に)」と「LOOKUP(探す)」という2つの単語から成り立っており、その名のとおり入力された一つの値に対して、指定した範囲(表)から入力された値を検索して一致したデータを取り出してくれる関数になります。
例えば使用例を挙げると
・EXCEL上に住所録シートがあったとした場合、別のシートに氏名を入力するとVLOOK関数を設定した場所に入力した氏名に対応する住所や電話番号を自動的に表示させる
・請求書などで請求書番号を入力すると、自動的に請求書フォーマットに請求金額などを表示させる
などなど手入力する労力を省くとともに転記ミスなどのミス防止にもなり、また使える場面も非常に多いことから様々なExcelブックで使用されています。
では実際に簡単な設定例をみてみましょう
実際にこんな使い方をすることはまずないでしょうが・・・左側に印刷用の受注書フォーマット、右側に商品一覧表があります。
受注書に「商品コード」を入力する事で自動的に「商品名」「単価」「金額」が入力され、さらに「数量」を入力すると小計や合計金額まで自動的に入力される構想です。
ではまず商品コードを入力することで商品名が自動入力されるよう設定します。
1つ目の商品名のセル(D12)に早速設定してきましょう。
VLOOKUP関数の構文は以下のようになります。
=VLOOKUP(検索値、検索する範囲、検索した値を設定する列番号、false)
赤字の箇所を今から設定していく訳ですが、今回は商品コードを入力する事でその他を自動的に設定していく訳ですから
①検索値には商品コードを入力するセル(B12)を設定します
②検索する範囲はシートの右側の商品一覧表になるのでセル(R12:U22)を設定しますが、のちにこの関数をコピペするのでコピペした際に参照がずれないように”$”マークをいれて設定します。
③列番号は②で指定した範囲の何列目の値を自動設定するのかの設定になりますので今回ですと商品名の列である”2”を設定します。
=VLOOKUP(B12、$R$12:$U$22、2、false)
一応エラーが表示されないように「IFERROR関数」で囲って完成です!
=IFERROR(VLOOKUP(B12、$R$12:$U$22、2、false),””)
これで商品コードを入力すると商品名が自動的に表示され、商品一覧にないコードを入力した場合は何も表示されない設定になりました。
ついでに単価も同じように設定します、これは(L12)のセルに上記の関数から列番号だけを”4”に変更するだけで良いので簡単ですね。
あとは掛け算や足し算などの関数を設定するだけでです。
これで商品コードと数量を入力するだけで他は全て自動でやってくれるようになりました。
計算があっているか確認したら設定した関数をコピーして下方向に貼り付ければ完成です!
前にも述べましたが最も基本的な関数ですが実用度的にはトップ3に入るくらい有用なものですので使った事が無いひとは是非やってみて下さい!