新しい助っ人
大変ご無沙汰しています。私のユマニチュード流ケアの熱が冷めてしまったのでは?という巷のうわさですがそんなことはございません。ブログの更新を行わなかった間に様々なことがありました。44歳にして子供を授かったり。しかも双子です!!ブログのタイトルも「実践ユマニチュード流関わり方で子育てをしてみた!!」に変更です。
すいません。タイトル変更は嘘です。しかしなかなか双子に同時に同じだけ深い愛情を注ぐことは難しいものですね。ただ一人一人にたくさんの視線を注ぎ、できるだけ触れ、精一杯のポジティブな言葉で子供たちに生まれてきてくれた感謝を伝える事を忘れない毎日を送っています。
プライベートな事は置いておいて、実は私は悩んでいました。ユマニチュード流ケアを行っていることが特別に思われていることにです。
思うように伝えることができない理由とは何だろうか?自分自身がユマニチュード流ケアに取り組んでいる理由は今までにブログで発表している通りですが、優しさを伝えるケアであることは伝える事が出来ても、今必要なケア方法として周りに伝える深さが足りなかったのではと考えます。
介護の仕事で必要なことは、認知症の利用者様のBPSDの緩和に向けて何ができるか何が何でも取り組んであきらめないことだと考えます。ケアの成功は要介護度を下げる事だけではなく(長谷川式やMCIで高得点を出す事が目的ではない)、利用者様が幸せな存在として最期までそのまま暮らすことができる事ではないでしょうか。
ユマニチュード流ケアが必要な場面はどこにあるのでしょう?人との関わり全てにユマニチュード流の関わりが必要だと伝えてきましたが、今必要なのは具体的にユマニチュード流ケアを行う場面・どんな技術に気を付ける必要があるかを正確に示していくことだったのです。
私出会ってしまいました。それができる魔法のシートに。
「ひもときシート」といいます。
ひもときシートとは、認知症の人の言動や行動に関係する情報を整理するためのチェックシートなのです。
ひもときシートを活用することによりBPSDを通して、本人の行動や言動とむきあい、その事実に基づきながら、援助者の思考を整理することができます。その事実はご本人の本当の気持ちに近づき深く向き合うきっかけになります。
ひもときシートでひもといた利用者様が抱えている問題にユマニチュード流ケアでアプローチしていくことが新しいミッションになりました。
次回からもっとひもときシートについて説明していきたいと思います。