日々トマトと会話しながら育てることが大切であり、また楽しみ。

トマトは数ミリの種から、発芽し成長していきます。1本のトマトから、約1年で10キロ以上の実をつけてくれます。トマトが一番育ちやすい温度は、20度から25度と言われています。しかし年間を通して、ハウス内の温度は厳しく夏場は30度以上、冬場は0度近くまで下がり、日中でも15度くらいまでしか上がりません。1年間、過酷な環境に耐えるため、定植から3段目の花が開花するまで、樹生を強くする必要があります。そのためには肥料濃度をコントロールして慎重に育てなければなりませんが、この初期段階が上手く育てられると、美味しいトマトを実らせてくれます。いかに手を掛けるかで味が決まると言っても過言ではありません。日々トマトと会話しながら、育てる事が大切であり、また楽しみでもあります。

美味しいトマトに育てるには

まずは適切な光をトマトに与えてあげること。トマトは光合成によって養分を作り成長します。そして余分な芽(わき芽)を取り除いていきます。トマトは光合成で作られた養分を、葉、茎、果実それぞれに配分し成長していきます。出来るだけ果実に栄養を集中させ、美味しく育てるためには、早めに取り除く事が必要です。また果実の糖度を高めるためには水分を与えすぎない事も重要です。天候によっては灌水を5分から1分に短縮するなど、枯れないギリギリのところまで余分な水分を与えないよう、細やかな水分管理を徹底しています。
トマトは1日で数センチも伸びます。成長が早い分、作業は早目が肝心。毎日1本1本点検して、病気や害虫の被害にあっていないかも確認しながら手間隙を掛けて育てています。

一度食べたら忘れられない、農園自慢のトマト「独自のこだわり」

トマトが美味しい実をつけるには、茎を丈夫で健康に育てるに必要があります。そのためには与える肥料も工夫しています。特に糖度にはこだわり、アミノ酸を多く含んだ肥料を使用。また、トマトの味に変化を付けるため、水耕栽培と土光栽培を兼用しています。
糖度は季節によって変化があり10月~12月までは10度前後、1月から5月までは9度から徐々に上がっていきます。3月で10度、4月で11~12度。そして5月が最高14度と一番美味しい時期になります。一度味わうと他のトマトは食べられなくなりますよ。